#contents
#author("2018-08-22T13:06:08+09:00","","")

*概要 [#ldc4be1e]
***開催期間 [#bf358083]
 2017年7月26日16:00 ~ 8月16日14:59

***概要 [#x98f0702]
探索イベント。特効キャラは特になし。
「魔封の試練」・「試練の果てに」・「物封の試練」・「砂塵の姉妹」でナイトメアである「[[火の鳥]]」が、防具である「[[黒石のフード]]」「[[黒石の拘束衣]]」「[[黒石のグローブ]]」「[[黒石のブーツ]]」が稀にドロップ。
防具には、頭、銅、足、腕の4箇所にそれぞれ長柄、魔具、射出、魔書の効果アップのモノガタリスキルがついた4種類ずつ計16種類が存在し、長柄と魔具は「魔封の試練」・「試練の果てに」で、射出と魔書は「物封の試練」・「砂塵の姉妹」にて稀にドロップする。

同時期のガチャ「黒の禁書」から排出される「[[黒石の杖]]」「[[黒石の大剣]]」「[[黒石の大鎌]]」はこのイベントのストーリーにリンクする。

*攻略 [#ua5b58a3]
***プロローグ [#w8be80e2]
-砂塵ノ想イ選択時
 アンキ「……」
 ギシン「お久しブリナノです!」
 アンキ「ソンナ顔しないでクダサイヨ!」
 ギシン「また、滅ぼして欲しいナイトメアがイルです!」
 アンキ「今回のナイトメアは少々特殊な生態をしているので」
 ギシン「少々めんどいデス。」
 アンキ「現地のナビゲーターに寄生しまショウ。」
 ギシン「アッ。ちょうどいいヤツを見ツケタデス。」
 アンキ「では近くに送るノデ、上手に利用して滅ぼしてキテネ。」
 ギシン「では、行ってラッシャーイ。」

***奇跡を求メテ [#y860ebd4]
-開始時
 「駄目な子で、ごめんなさい。」
 「こんな私を……叱ってくれますか?」 
 ……日ごと衰弱していく大切な人。
 叶うことならば、
 あの日のように私を叱りつけて欲しい。 
 薄い眠りから覚めた時、
 私が居ない事に気付くはずだ。
 心配をかけるかもしれない。
 それが体に悪いことは知っている。 
 しかしこれが
 彼女を救う唯一の方法ならば、私は進む。
 たとえそれが、
 険しい道のりと知ろうとも。

***少女ノ決意 [#ld9c2890]
-開始時
 彼女を蝕む病は衰えない。
 何度替えても冷めない布の温かさは、
 不安という恐怖で私を包み込んだ。
 
 だから私は縋った。
 医師から聞いた眉唾物の伝承に。
 例えそれが偽りであろうと、
 手を伸ばした。
 
 「もう、助けられるだけじゃ嫌なんだ。」
 試練を成し遂げれば、
 彼女は私を認めてくれるはず。
 もう、私のために無理をしないはず……。
 
 厳しい砂嵐に目をしかめつつも、
 私の目は前を見据えていた。

-最終wave
 アンキ「ようやく見つけマシタ。」
 アンキ「彼女がナビゲーターです。」
 ギシン「コノ女はきっと役に立つので利用してやるデス。」

***偽リノ契約 [#c487d039]
-開始時
 彼女を蝕む病は衰えない。
 何度替えても冷めない布の温かさは、
 不安という恐怖で私を包み込んだ。 
 
 だから私は縋った。
 医師から聞いた眉唾物の伝承に。
 例えそれが偽りであろうと、
 手を伸ばした。 
  
 「もう、助けられるだけじゃ嫌なんだ。」
 試練を成し遂げれば、
 彼女は私を認めてくれるはず。
 もう、私のために無理をしないはず……。 
 
 厳しい砂嵐に目をしかめつつも、
 私の目は前を見据えていた。

***青ノ試練 [#hf61e3d2]
-開始時
 「待ってください。
 石に何か書いてある。」
 私は自らの有用性を示すため、
 石碑に刻まれた文字を読み上げた。
 
 「この場所では以下の行為を推奨す。」
 色合わせの試練
 人形たちが、カタカタと音を立てる。
 前へ進め。と囃し立てる。
 
 それはとても奇妙で、気持ちの悪い光景。
 だが、「この試練を乗り越えたら、
 お姉ちゃんは私を認めてくれる。」
 「もう助けてもらってばかりじゃ
 だめなんだ。」
 
 そんな気持ちが私を突き動かした。

***魔封ノ試練 [#qb3889d7]
-開始時
 「試練の掟を突破せし者よ。」
 「次なる掟に身を委ねよ。」
 黒い石に、無機質な文字が刻まれる。
 
 そして訪れた暫しの休息。
 協力者は私に、試練に挑む理由を訪ねた。
 
 期待される答えと
 異なることを知りながら、
 純粋な思いを吐き出した。
 
 「そんな難しい理由はないんです。」
 「好きな人に生きていて欲しい。
 そこに特別な理由なんてないんです。」

***物封ノ試練 [#ad47fab9]
-開始時
 試練に挑む理由を聞く、
 協力者の疑問が脳裏にこだまする。
 私が出した答え。
 本音はそんなに生やさしいものではない。
 
 私を取り巻く決意には悲壮な理由が
 あった。「私、知っているんだ。」
 「私が寝た後、激痛に耐えながら
 声もない叫びをあげていることを。」
 
 気丈に振る舞う姉の努力を無駄にしない
 ため、私は毎朝、笑顔を作った。
 もう、起き上がる事すら
 激痛が走るはずなのになに食わぬ顔で
 朝食を作る姉の姿が心に突き刺さった。
 
 もう。頼りない自分のせいで
 無理はさせたくない。
 そう思ったから、私はこの試練に
 挑むことにした。
 奇跡を起こすという、羽を求めた。

***赤ノ試練 [#td954cc0]
-開始時
 試練は私の体を否応なしに消耗させる。
 戦い慣れているはずの協力者の息も
 上がっている。
 
 疲労する私の体調はお構い無しに、
 次の試練を刻む石碑。
 それを読み上げると私は息も絶え絶えに
 目を閉じた……。
 
 きっと全て嘘なんだ。
 あんなに強いお姉ちゃんが
 こんな病気なんかに負けるはずがない。
 
 疲労に脳は暗く、重たくなる。
 無意識に、思いは馳せる。
 二人出会った始まりの日へと……。

-最終wave
 アンキ「眠ってマスネ。」
 ギシン「まぁ。イイです。この世界のルールは理解出来マシタ。」
 アンキ「ジャンジャン。進みまショウ。」

-終了時
 人間人間人間人間人間人間人間人間人間
 人間人間人間人間人間人間人間人間人間
 
 目の前には、隙間なく詰め込まれた
 精気のない人間たち。
 私がいる狭い世界は死臭が立ち込め、
 息をする事すらままならなかった。
 
 誰もが言葉を発しない。
 誰もが己の人生を諦めていた。
 
 ……この砂塵で塗れた世界に来る以前。
 私は奴隷船に押し込められていた。
 断続的に押し寄せる揺れと、
 暴力が支配する世界が
 私のいた場所であった。

***緑ノ試練 [#ja7afd16]
-開始時
 ────────回想────────
 気がついたら、この世界に来ていた。
 もしかしたら、
 ここは死後の世界なのかもしれない。
 私は確かに、
 あの世界では死んだはずだった。
 
 だが、気づけば私は醜い姿になり、
 見知らぬ場所に来ていた。
 そんな私を出迎えたのは
 暗き闇を纏った獣。
 
 荒々しく出迎えるその姿に、
 「あぁ。結局この世界も
 私を拒むんだね……」
 生きる事を諦めたその瞬間。
 「諦めるなっ!」
 怒声が響いた……
 
 その人は脅威を払うと私を抱きしめた。
 ──────────────────

***試練ノ果テニ [#y90c6430]
-開始時
 遂に最後の試練も成し遂げた。
 だが、もう私の体は……
 「アァ。せっかく試練を乗り越えたノニ」
 「血がドバドバ、吹き出しているヨ」
 「もう、死ンジャウネ」
 人形たちがあざ笑う。
 
 そんなことは、どうでもいい……。
 「早く。行かなくちゃ。こ…れがあれば
 お姉ちゃんも元気になる。」
 
 これをみたらお姉ちゃんはどんな顔を
 するのだろうか?危ないことをして。
 と叱るのだろうか?よくやった。と
 初めて褒めてくれるのだろうか?
 
 高鳴る鼓動と反比例して、意識は遠のく。
 「早く、行かなくては。
 これを届けるために……」
 そんな満身創痍な私の前に、あの日と
 同じように狼がたちはだかった……。

***砂塵ノ姉妹 [#u36cfed4]
-開始時
 襲いかかる獰猛な刃。
 閉じる瞳。
 温かな血飛沫が降り注ぐ。
 
 その瞬間。嫌がおうにも、
 あの日が思い返された。
 
 「探した…ぞ、こんな遠く、まで……」
 「……まっ……たく、心配をかけるな。」
 瞼を開けると、そこにいたのは
 大好きな人だった。
 「お…姉ちゃん…どう
 ……してこ、こに……?」
 
 「お前、はまったく……」
 お姉ちゃんは、私が握りしめる物を
 見ると頭を優しく撫で膝をついた。

-終了時
 「……私なん……かを姉……に、
 してくれて、 ありが……とう……」
 「…私はもういなくなるけど、
 もう一人でも…大丈夫だ……」
 「まって! この、羽さえあれば……」
 口に出そうとするが、もう唇に力はない。
 
 あぁ。私もきっと長くはない。
 最後に、一言、話す事が出来るのならば、
 ……この言葉がいい。
 
 想いが重なる。
 「……来世は、双子がいいね」
 どちらともなくそう呟くと、
 姉を包む光の輝きは一層激しくなる。
 「よかった。思ってたこと。
 いっしょだね。」
 
 愛する人を思う涙は砂に消え、
 抱きとめた、最愛の人が冷たくなる事を
 感じながら私達は重たくなった瞼を、
 そっと閉じた……。

#br
#br
&edit(,noicon){このページを編集する};
----
#pcomment


トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS