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#author("2018-08-22T13:04:52+09:00","","")

*概要 [#n752deb8]
***開催期間 [#m24e1e60]
 2017年7月10日16:30 ~ 7月31日14:59

***概要 [#n7d923cb]
邂逅イベント。
特効キャラはかぐや姫。
5節初回クリアで[[かぐや姫/ブレイカー]]、10節初回クリアでナイトメア「[[孤独な黒兎]]」が入手できる。


*攻略 [#nbd8444b]
***プロローグ [#g191cfe7]
-孤独ノ化身選択時
 アンキ「さて。ソロソロこの流れで」
 ギシン「なに言ウカ……」
 アンキ「気づいているデショ?」
 ギシン「そう!ナイトメアを殺してキテ欲しいのデス!」
 アンキ「実は大量発注した玩具ニ不備がアリまして……」
 ギシン「不良品があったデス」
 アンキ「面倒になる前ニ!」
 ギシン「暴走する前ニ!」
 アンキ「処分してきて欲シイのデス!」
 ギシン「デハ今回もナイトメアの感情を送るノデ!」
 アンキ「これを手がかりに探してキテネ!」
 ギシン「壊れたモノはさっさと廃棄処分!」

***1節 [#ca772fd4]
-開始時
 兎は孤独だと死んでしまう。  
        
 そんな一般論を信じ、   
 集団生活を強要される業苦は 
 想像を絶する。   
 それこそ、この四肢を
 もぎ取られるよりも遥かに。
        
 用意された居場所が 
 望んだものではないのなら     
 逃げよう。逃げよう。逃げ出そう。   
 
 理想のためならば、手段は  
 選ばない。     
 嫌いな努力だってしてみせる。 
 それが僕の信条だ。    

***2節 [#z5209251]
-開始時
 この地に派遣された理由には      
 納得している。   
 だが、明らかに人選を誤っている 
 と提言したい。    
       
 僕には使命に対する誇りなどない。  
 あるのは単なる反骨精神。   
 
 そんな者が取る行動といったら
 ただ一つ……
 脱兎の如く駆け出すのみ。        
                
 数多の同胞が目指す方角とは逆。   
 何里離れていようと、芳しく薫る   
 その色香から逃れるように。 
 僕は走り出した。

***3節 [#udbccc9c]
-開始時
 惰眠を貪る。仕事を怠ける。   
 世間で怠惰と称される行動には   
 様々な行為がある。
  
 でも僕は、そんなことをする時点で         
 負けていると思う。       
     
 だって眠る事だって立派な行動。    
 そもそも仕事を怠けられるという事は、  
 何かに縛られているという証拠。     
     
 僕はもっと怠けていたい。  
 一分一秒でも長く、怠けていたい。
 叶う事ならば
 命が尽きるまで、ずっと。

***4節 [#wc929b96]
-開始時
 僕が求める究極の生活。      
   
 それすなわち 
 何もせず、ただ横になること。   
             
 しかし、それをするにはこの世界は 
 あまりに邪魔が多すぎる。
 
 だから、僕は探すことにした。      
 誰にも邪魔されず一人でいられる
 孤独な世界を。

***5節 [#se409610]
-開始時
 不眠不休で横になり続け、    
 数日が経過した。   
   
 本能が告げている。  
 このままでは生命を維持できない。
     
 既に僕のつぶらな瞳は   
 兎のように真っ赤になり   
 堪えようのない睡魔が、
 絶え間なく押し寄せる。
    
 寄せては返す、睡魔に
 抗うために僕……は……      
 ……ぐう。     

***6節 [#ce469987]
-開始時
 夢には怠け者になる原因をつくった  
 父が出てきた。        
   
 病的なまでに真面目な父の口癖は  
 「結果より、過程が大切だ。」     
 「頑張っていれば、いつか報われる」  
 そんな反吐が出るような
 綺麗事だった。
         
 だが、愚かだった僕は
 周囲から認められなくとも、 
 愚直に邁進する、父が好きだった。   
 
 「私は失敗作です」と    
 自らの生涯を否定し、       
 目の前で首を吊る
 その瞬間までは……   

***7節 [#m1e2e94f]
-開始時(かぐや姫)
 長い間眠っていたようだ。   
 意識を揺り動かすと、   
 瞳に映り込んできたのは、死神だった。
    
 「あなたは私を   
 楽しませてくださいますよね?」   
 
 顔も識別できぬ程、    
 無残な死体の山。 
 共にこの地に派遣された者達の    
 成れの果て。     
    
 屍の上に立つ姫の  
 妖艶な瞳が僕を射抜いた。     

-開始時(かぐや姫以外)
     意識を揺り動かすと、
   目の前に死神が立っていた。
   会いたくない人を見つけた時    
 大抵の人はそっとやり過ごすだろう。
    だが逃れようがない場合は  
    どうしたらいいのだろう?

-最終wave(かぐや姫)
 孤独な黒兎:
  えーっと。見逃してっ。
  て言っても無駄だよね?    
 ギシン:
  そんなの当然ナノです
 アンキ:
  聞くだけ時間の無駄ムダ!

***8節 [#wa64e2b1]
-開始時
 無事だったとは言えないが、  
 命があるのは奇跡と言えた。
 
 「これさえ乗り切れば……
  理想の暮らしはすぐそこだ」
 背後から迫る足音に怯えながらも   
 歩みは止めない。   
 
 「決して失敗しない唯一の方法は  
  挑戦しないことだ」
   
 そんな言葉が脳裏に過ぎるが   
 最早手遅れだ。  

-最終wave(かぐや姫)
 ギシン:
  アァ。ダメだよ。
  中途半端に壊しタラ。
 アンキ:
  暴走しチャウ
 ギシン:
  暴走しちゃうヨ! 

***9節 [#k7d47ba1]
-開始時
 満身創痍の体。
 薄れゆく意識。
 
 植え付けられた本能が
 呼び覚まされ、   
 残された意思を蝕んでくる。   
 
 モットちからヲ……もっと血ヲ。     
 姫を満足させる事が
 デキルような、力を。    
     
 ダメ……ダ。自分ガ、ジブンデ
 ナ ク ナ ル。

***10節 [#td96f6c2]
-開始時(かぐや姫)
 「アハッ、あはははっ!あはー
  頭かきまわされてイルの、
  ちからアフレテくるのぉぉぉお!!」
 
 月夜に照らされたのは
 本能の赴くままに咆哮する獣。
 
 「貴方はナイトメア?
 それとも人間かしら?
 まぁどうでもいいでしょう。
 この調子なら、
 痛めつけていただけそうです。」
 
 かぐやは手招きで獣を迎えた。

-開始時(かぐや姫以外)
 力をもっと!もっと力を!
  アハッ、あはははっ!

-最終wave(かぐや姫)
 孤独な黒兎:
  ワタシ達ハ、貴女ヲ
  悦バセル為、創ラレタ玩
  具!
 孤独な黒兎:
  思ウ存分
  オ楽シミ下サイ!


-終了時
 その兎は、理想の世界を手に入れた。
 誰にも支配されず、永遠に孤独に
 怠け続けることができる。
 死という世界を……
 
 「やはり、この方も物足りませんでした」
 
 火照った体が
 急速に冷めることを感じながら
 かぐや姫は物憂げに月を眺める。
 
 見上げた月にはいつもと変わらず、
 孤独な黒兎が静かに浮かんでいた。


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